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大会長挨拶

第24回日本血液代替物学会年次大会
大会長 武岡 真司
(早稲田大学 理工学術院)


 この度、第24回日本血液代替物学会年次大会を担当させていただくことになりました。会期は2017年(平成29年)12月7日(木)、8日(金)の2日間、早稲田大学西早稲田キャンパスにて昨年度同様本学会を開催させていただきます。日本血液代替物学会学会は、人工血液、すなわち「人工赤血球(人工酸素運搬体)」、「人工血小板」、「血漿蛋白質」など血中に投与して血液成分の機能を代替するものを、マテリアル創製、製剤化、医療応用まで医工学そして産官学が連携しながら発展させる学会です。小さいながらも毎年ユニークかつ活発な年次大会が開かれております。


 第24回年次大会は、「人工血液:マテリアルから医療へ、医療からマテリアルへ」をテーマといたしました。本学会の目的である「人工血液の実用化」は本学会が設立して四半世紀が経とうとしても未だできておりません。しかし、その間ナノテクノロジーやナノマテリアルは大きく進展しましたし、ゲノムに基づくテーラーメイド医療、再生医療、そしてイメージングを用いた診断治療技術など医療に関わる技術も大幅に変わりました。しかし、マテリアルと医療、シーズとニーズの間には大きなギャップが存在することも事実であります。そこで本年次大会では、新しい考え方やテクノロジーを取り入れたマテリアル、特にナノバイオマテリアルとそれを用いた医療(ナノメディシン)を取り上げて「ナノメディシンに向けた新たな展開」とのシンポジウムを2日間に亘って行うことにいたしました。本シンポジウムにリポソーム製剤である人工血小板も含めました。そして、教育講演として国立医薬品食品衛生研究所の加藤くみ子先生にナノメディシンの中でも中心的で、本学会でもメインなマテリアルである「リポソーム製剤」に関してその開発の現状と評価に関するご講演をお願いしております。


 また、医療側からの2つの特別セッション「救急救命の現状から人工血液の登場まで。そのロードマップ」「なぜ、人工血液が必要か?救急救命医療への挑戦」にて、救急現場における人工血液の必要性について医療の最前線で指揮を執っておられる専門家の先生方から語って頂き、活発な討論の場にしたいと考えております。人工赤血球製剤、タンパク質製剤のシンポジウムに関してはより具体的なマテリアルと医療応用に関する最先端の報告の場を提供したいと考えております。二つ目の教育講演として、慶應義塾大学の松原由美子先生から最先端の再生医療技術を用いて皮下脂肪組織から血小板を創製する話題に関してご提供いただき、新しい人工血液のアプローチに関して本学会としても注目するべき内容と考えております。そして、特別講演として本学会の設立当初からご指導ご助言を賜りました川崎医科大学名誉教授高折益彦先生から本学会へのメッセージを頂く機会といたしました。


 終わりに、ご多忙のなかご講演をご快諾頂きました先生方、本プログラムの作成において多大なるご尽力を頂きましたセッションオーガナイザーの先生方に心より御礼申し上げます。


 皆様の学会のご参加を心よりお待ちしています。